〜佛教和生活在緬甸的民主化 - [完成]
2012/07/11
今、世界で最もホットな国々のひとつであるミャンマー。その生の姿を現地出身の方から直接聞く催しが、6月30日(土)福祉センターで行われました。ゲストスピーカーは、日本在住歴10年の金子ティギウインさんです。
テーマは「ミャンマー ~仏教と暮らし そして民主化~」。ミャンマーの人々の生活に仏教がいかに溶け込んでいるか、そして昨今の関心事である民主化問題について触れました。
まずは仏教について。ミャンマーの僧侶たちは結婚できず(結婚後の出家を除く)自らお金を支払っての買い物をしない。それどころかお金を自らの手で触らない。托鉢で各家を回るときでも、3分以上誰も出てこなかったらそれ以上は待たないなど、厳しい教えにより自らを律する人々として、国民から尊敬されています。それゆえに一般家庭に育ったティギウインさんも、幼少の頃からお経を聞き、覚えてきました。
また仏教の教えである、自分の欲のための嘘や窃盗を許さないこと(たとえ1円でも)や、魚などを含めた殺生を許さないこと、浮気を許さないこと、目上の人に会う時はきちんとした服装で会うこと・・・これらが日常生活に浸透し、人々はお寺に寄付をしたり、時間があればお寺に足を運ぶ。そのような風土の中で、ティギウインさんも穏やかで楽しい日々を過ごされてきたそうです。
ただ、その仏教も民主化問題の前には無力だったようです。それは仏教の教えが「何があっても我慢する」「相手が強大な力を持つ勢力なら、抵抗してもしょうがない」という精神土壌を育みやすい傾向にあるからといいます。それでも、ミャンマーの情勢、特にミャンマーの僧侶に対する扱いを報道で知るにつれ、とても心を痛めたそうです。それと同時に、ミャンマーは決して危険な国ではなく、元々は非常に静かで穏やかなところなんだと、ティギウインさんは強く言いました。
其他、ミャンマーの食習慣や行事、「ビルマの竪琴」、ミャンマーの文字などの話で、前半を締めました。
かわいらしいミャンマーの文字。
休息時間、ビルマの竪琴の優しいメロディをBGMに、ティギウインさんがミャンマーの民族衣装や織物、書籍や雑誌などを紹介しました。
そして後半は、参加者の皆さんとの質疑応答の時間となりました。日本との文化習慣の違いから、ミャンマーの宗教問題、民主化運動で噴出した問題などについての質問が飛び出し、それらについてティギウインさんは丁寧に答えていました。これまで知らなかったこと、また報道によって逆に覆い隠されてしまったミャンマーの側面などを改めて知った2時間となりました。
様々な国の出身の方をお招きして、その国の知られざる生の姿を知るシリーズ「みんなで わいわい 話す会」。次回は9月1日、ルーマニア編です!
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