*修正外國人在日本[成品]一些頒獎辭
2011/11/20
外国籍市民たちが日頃の思いを語る「日本語スピーチ発表会」が、11月3日(木・祝)に市民文化祭にて行われました。これはYOCCAの前身の一つである旧・四街道国際交流友の会の創立10周年を記念して始まった催しで、今年で4回目を迎えました。
会場の文化センター208号室は、立ち見ができたほど。「次回は小ホールでやれるんじゃない?」という声もちらほら聞かれました。
発表者の皆さんです。今年は市外からもご参加いただきました。
“似水流年”
小嶋 ジュリアさん(フィリピン)
YOCCA日本語教室の現役学習者。「1年ぶりに帰った故郷は、フィリピンの田舎。大自然の中で大好きなみんなと共に過ごした3ヶ月は、全てが懐かしかった。あっと言う間だったけど、特別な日々でした」
“我和日本”
王 黙晗さん(中国)
愛国学園大学の留学生。「父は日本語の先生。だから子どもの頃から日本語に触れて育ったけど、勉強するとなると難しい。でも「”これを下さい”とさえ言えたら、日本で生きていける」という父の一言で吹っ切れた。字幕のあるお笑い番組が日本語の勉強に役立ちました。私は日本が大好きです」
“你有經驗,在日本”
浦安国際交流協会日本語教室学習者。「1万冊の本を読むより、万里の道を歩く方が良い」私は来日してからいろいろ体験したし、親切な人たちにも出会った。そして日本語教室に希望の光を見いだした。収穫の秋を迎えた今、振り返れば私も、今年はたくさんの収穫をしました。
『微笑みの国から、そして今』
小澤 ドゥワンペンさん(タイ)
「四街道国際交流友の会」時代の日本語学習者。「”微笑みの国”と呼ばれるタイから来た私は、同じく微笑みの国から来た人に助けられた。日本語が話せる人だったので、とても心強く感じた。その人のおかげで私も日本語が話せるようになったし、買い物も一人でできるまでになりました。今はスーパーでの仕事を頑張っています」
“日本的經驗”
馬 騏さん(中国)
千葉市在住。協会会員の数十年来の友人。「中国は隣近所もみんな家族のような付き合い。でも昨今の経済発展により、それも少なくなってきた。日本も同じと聞くが、それでも東日本大震災後はお互いに助け合い、支え合っている。中国はこれから豊かになっても、人間味のある社会であってほしいです」
『一本の草に一粒の露』
陳 紀安さん(台湾)
3年前の第1回スピーチ発表会に初参加。全国高校生弁論大会で2位に輝いた猛者!「来日した小学生当時に感じた、日台間の大きな壁。でも、苦しみながらも日本を理解しようとした私を、やがて周囲の人々は受け入れてくれた。様々な違いから生まれる、偏見や敵対心を乗り越えながら現実世界を生きることは、きっと可能なのだ」
“我帶來的心靈”
V.G. 瑯勃拉邦Randima(斯里蘭卡)
四街道在住14年。”日本の皆さんに感謝の気持ちを伝えるために参加しました”
「地震当日、車を運転していた私は路頭をさまよう人たちに「ご自宅まで送ります」と声をかけて回った。福島や千葉県旭市でカレーの炊き出しをした。なぜなら私に親切にしてくれた日本の皆さんに、自分が出来ることだったからだ。地震と闘う皆さんこそ本当の”侍”です」
和、今年初の試み。ゲストスピーカーとして中国帰国者の方お2人にもご参加いただきました。
“'23回家”
清水 礼子さん
「23年前、中国帰国者として来日。日本語の勉強、病院勤務、日中の医療用語の違いに、やむを得ず退職。でも夫と二人三脚で頑張りました。再び日本語の勉強を始めた私は、今充実した暮らしを楽しんでいます」
“日本了。”
安田 善吉さん
「小学校で言われた「あなたは日本人です」。中国人だと信じていたのに・・・そんな私が来日し、日本語を勉強した後に市内で就職。腰を痛めて止むなく職場を去った私は、他の帰国者と共にもう一度日本語の勉強を始めた」
今年はやはり、3.11関連の話題を盛り込んだスピーチが目立ちました。外国籍市民の方々からの温かいメッセージに心を動かされ、涙した聴衆もいました。主催のYOCCA武野会長は「私たちがこのスピーチ発表会で得た収穫は図り知れません。スピーカーの皆さんに心からお礼を言いたいです」と言っていました。
マジックショーやミャンマーの民族舞踊でほっと一息。
会場の熱気を冷ました後、日本語指導ボランティアの講師を務める寺内久仁子先生より、スピーチ参加者一人一人への講評が行われ、そして全員に記念品が贈呈されました。第1回目は最優秀賞などの賞を設けていましたが、優劣を競うことが主旨ではないとの声から、2回目以降は全員への記念品贈呈となりました。
来年はどんな言葉を聞けるのでしょうか。早くも今から楽しみです!
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