【終了】「世界の楽園」勉強会
2012/10/15
ようやく秋らしくなってきた10月15日(月)YOCCA通訳・語学研修部会で異文化探求の勉強会を開きました。しかも暑い夏が過ぎ去ってちょっぴり懐かしい「世界の楽園~サモア、ジャマイカ、タイ」について学ぶ勉強会です。
講師はYOCCA会員の影山洵さん。商社で約30年貿易に携わり、55才の時にODAのシニアボランティアとして「世界の楽園」といわれる国々で活躍されました。
まずは、貿易の仕組みのお話。ODA(政府開発援助)シニアボランティアの要請開拓担当として、滞在国が必要としている技術支援とは何かを開拓し、外務省に伝え、JICA(国際協力機構)からふさわしい人材を派遣するという仕事をなさっていた影山さん。
ODAは国際社会の重要な責務。全世界人口60億人のうち80%が支援を必要としているという現状において、日本ができることはたくさんあり、そういう世界へ飛び込んでいかれるシニアボランティア志望の方は実に多いとのこと。影山さんが応募されたときの倍率は実に40倍だったそうなんです!今では150ヶ国がODAの支援を受け、これまでに約1万人の日本人のシニアボランティアの方々が関わってこられたとのことです。
影山さんがサモアに滞在されたときには①工芸品指導 ②水道管敷設 ③要請開拓 ④廃棄物処理 ⑤教育指導 ⑥航海術指導 ⑦海難訓練 ⑧船舶機関 ⑨電子工学などの分野で、日本のその道のプロの方々が活躍されていました。
以下、勉強会に参加された方のご感想やご意見です。
① ODAのお仕事でサモアとジャマイカに数年間駐在され、現地をよく知る人の話だけに大変面白く、示唆に富むものでした。世界の楽園といわれる両国の現実をマイナス面も含めて話されていたのが印象的でした。機会がありましたら今回の続編を是非お聞きしたいと思います。ありがとうございました。
② 海外シニアボランティアの存在は前から気になっていましたが、具体的にどういうものかはよく知りませんでした。今回影山様のお話を伺い、様々な分野での活動があること、たいへん高倍率であること、危険を承知で任地に赴くことなど、興味深いことが色々とわかりました。
特にサモアの原始共産社会的生活、活躍するファファフィネ(いわゆる”ゲイ”の人たち)、刑務所の囚人が週末は帰宅するなど、日本の社会とはかけ離れた様子には驚きました。サモアでの楽園生活・・・一ヶ月くらいは体験してみたいですね(笑)写真や資料など、沢山用意してくださり、とても楽しい勉強会でした。影山様、ありがとうございました!
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通訳・語学部会の勉強会は、ただ海外の知識を得るということではなく、文化や生活、考え方の違いを学び、私たちの国際交流にどう役立てていくかを考える場として行っています。ご興味のある方は、通訳・語学研修部会の米家(よねや)までご連絡くださいませ。
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